農水産物の輸出拡大へ!『MiWAKERU』が「日本産業技術大賞」特別賞を獲得

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農水産物などの輸出拡大に貢献する温度管理サービス

株式会社日立ソリューションズ(以下、日立ソリューションズ)が、株式会社日立ハイテクネクサス(以下、日立ハイテクネクサス)や株式会社日立製作所とともに開発した温度管理サービス『MiWAKERU』について、「第54回 日本産業技術大賞(主催:株式会社日刊工業新聞社)」で「審査委員会特別賞」を獲得したと5月9日に発表した。

同サービスでは、農水産物などといった輸送対象物そのものの温度をend-to-endで検知・モニタリングできる“温度検知QRコードラベル”を用いて、輸送中の温度管理を可視化するという画期的な仕組みを採用している。

昨今、日本産農林水産物・食品の輸出が拡大する中で、コールドチェーン整備を行うことは、生産地から消費地までend-to-endで商品の鮮度を維持するために不可欠だ。同サービスは「第54回 日本産業技術大賞」において、コールドチェーン全体の輸送品質を最適化し、日本産農水産物の鮮度維持と輸出拡大に貢献する点が高く評価され、「審査委員会特別賞」を獲得。4月2日に贈賞式が経団連会館にて執り行われ、表彰状と盾が授与された。

環境負荷低減と効率化を同時に実現

食品流通のサプライチェーンではプラスチック類の廃棄や食品ロス、CO2排出量の低減が課題となっているが、これらにも『MiWAKERU』は温度検知インクとラベルを活用したソリューションで対応。ラベルの読み取りアプリを日立ソリューションズが開発し、同サービスの提供を日立ハイテクネクサスが開始した。

コールドチェーンにおける過剰もしくは過少冷却の可能性の実態を把握し、商品ケースに投入する対象物・保冷剤の最適入り数を見極め、最適な輸送品質の向上を図り、商品の付加価値を高めることにもつなげられる。

最適な保冷剤の最適入り数によって輸送コストや到着地での保冷剤廃棄量を削減。更にはCO2排出量の削減にも寄与する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社日立ソリューションズ プレスリリース
https://www.hitachi-solutions.co.jp/

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