秋川牧園が山田錦を使ったアップサイクル「甘酒」を発売
耕作放棄地で栽培した酒米・山田錦を使用

株式会社秋川牧園(以下、秋川牧園)が、耕作放棄地を活用して栽培した令和6年度産の酒米・山田錦を原料にした「甘酒」を商品化し、7月14日より販売を開始している。
当初は日本酒の製造を予定していたが、収穫間近にカメムシの食害や猛暑の影響で米が割れてしまう現象が起き、収穫量が不足し、日本酒製造を断念した。そんな中、山口市で味噌・醤油などの製造を手がける磯金醸造からの協力を得て今回、「甘酒」としてアップサイクルする形で商品化に成功した。
たんぱく質が少ない山田錦、さらりとした飲み口に

秋川牧園では鶏糞堆肥を活用し、農薬・化学肥料を使わない農業に取り組んでいる。これまでにもホップや大麦を栽培し、「秋川牧園ホップの豊かなビール」や「秋川牧園大麦の旨みビール」を販売してきた。
今回の「甘酒」は、日本酒造りに適した山田錦を使用している点が特徴である。一般的な食用米よりもたんぱく質が少ないため、さらりとした飲み口となり、磯金醸造の磯金社長も「夏の時期にとても飲みやすい味わい」だと評価している。冷やして飲むのはもちろん、ヨーグルトや炭酸で割ることで、食欲が落ちやすい夏場でも栄養補給に適した一品となる。
1本(300ml)の税込価格は454円。山口市仁保下郷にある直売店および秋川牧園宅配会員サービスで販売中だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社秋川牧園のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000018818.html